2010年11月26日金曜日

写真の学校/東京写真学園



私が会社に通いながら一年間写真を勉強した場所、
写真の学校/東京写真学園の冬の学校案内パンフレットに
東欧の写真を掲載させていただきました。

私の写真は新入りソックモンキー君
サル手を指している下の写真です。
撮影場所はチェコにある「世界一美しい町」
チェスキークルムロフです。

写真の学校には卒業生のお仕事紹介などで
HPに活動状況を載せていただけませんか、
と何度かお願いして快く掲載させてもらっていました。
その縁で最近の東欧の写真も見てもらう機会があり
パンフレット掲載のお話をいただいたというわけなのです。

いつも送られてくるのは小さいパンフレットだったので、
届いてビックリ!なんととっても大きかったのです。
全体で40cm×40cm位あります。

自分の写真が印刷物になる喜びは
やっぱり何ものにも変えられませんね!
写真の学校スタッフの皆様、素敵な機会をありがとうございます。

手元に何部か頂く事にしたのでパンフレットを見たい方、
写真の学校に興味のある方は気軽に声をかけて下さいね。
ちなみに写真の学校は、本格的なコースから趣味や初心者のコースまで
色々あるので、ちょっとだけ上手になりたいという方にもおすすめです。

2010年11月22日月曜日

ソックモンキー



買ったはいいけど、結局履かない靴下。
何となく足に合わなくてタンスの奥に眠っていませんか?

秋服から冬服への衣替えで
この靴下捨ーてちゃおうってところを救ってきました。

雑誌などで何度か見かけていたソックモンキー。
靴下が一足あればそれだけで出来ちゃう簡単ぬいぐるみです。
靴下の布地も余すとこなく使い切ります。

作り方をネットで調べて作ってみました。
靴下は針も通りやすく、縫い目も全く目立ちません。
これは初心者やお裁縫の苦手な人にピッタリ。

神戸のチェック&ストライプで買った花柄のボタンをつけて完成です。
頭が寒いので帽子を作りましたが、小さくて…。
被せてみたら衛兵帽のようになってしまいました(笑)
まいっかー。

あまりに簡単なので友達を集めて
ソックモンキーを作ろう会でもやろうかしら。

ソックモンキー協会↓

チェック&ストライプ↓

2010年11月11日木曜日

ショコラケーキ



目黒散歩。

最近甘い物が食べたいなって
ふと思う事が増えました。

でも胸焼け(笑)しちゃうので
一度に一個が限界です。
残念。
たくさん食べられた方が人生お得ですよね。
がっかり。

さてさて、目黒通り
でひと休み。

ホテルのロビーのレストラン&バーでした。
ロビーには外人さんがたくさん。
何だか私の方がヨーロッパにでも旅行に来てしまったかの様な…。

ショコラケーキを
酸味の利いたブルーベリーソースでいただきました。
こういう料理の盛りつけって
絵の上手い人やバランス感覚が必要ですよね。
素晴らしいなぁ。

このお店の中には雑貨屋さんも併設されていて
更に二階にはギャラリー&ショップもありました。
とってもツボなショップでしたよ。

目黒の旅



目黒散歩に行ってきました。
以前ソファーを探しに行った時に通りがかった目黒通り沿いに
たくさんのインテリアショップがある事を知り
行きたいなぁとずっと思っていた場所です。

その時は車だったので駐車スペースもなく断念したので
今回は休日を利用してカメラ片手に電車でお散歩です。

JR目黒駅からバスに乗って適当な場所で下車。
そこから目黒駅に向かってお店巡りです。
詳細はバス停のおじさんに聞いたら親切に教えてくれて
ここの坂が急だから・・・とかこっちから上り坂になっていて
とアドバイスを頂き体力が長持ちするように
コースを決めました。

さて一件目は下調べで行きたいなと思ってた
オルネドフォイユの姉妹店だそうで
雑貨好きの方は、知っている方も多いかもしれませんね。
アンティーク家具やナチュラル雑貨のお店です。

さてここに辿り着くのも一苦労、
お店が見つからず諦めようかと思ってたら
そこのお店で聞いてみよう!
と不動産屋さんで訪ねる事に。
不動産屋さんでもお店の名前にあまり聞き覚えがないようで
なんと親切にもネット検索までしてくれたのです。

そうしてしばらく調べてくれて
無事にお店にたどり着く事が出来ました♪
自分の得にならない事を気持ちよくやってくれるなんて
私も何かの機会があれば見習わねば!
と思いました。

不動産屋さん、ありがとうございます。


そしてやっと辿り着いたお店の窓からは
フランス製の壷型の籠や
トルコやウズベキスタンなどの布地を使ったクッションなど
個性がひかる雑貨がたくさん置いてありました。

素敵な雑貨屋さん、また機会があったら訪ねたいお店でした。

2010年10月25日月曜日

八重山の旅



八重山に旅に出ていました。
季節外れですが、今日はこんな写真です。

初めての八重山は、たくさんの島風と
美味しくて体にいいごはんをたっぷり頂いた
体丸ごとリフレッシュした旅になりました。

八重山そばは、一週間で10杯は食べたかなぁ。

関東が猛暑から一気に涼しくなった分
八重山の予想気温30℃は
にわかに信じられませんでしたが
きちんと30℃ありました。

飛行機で三時間。
あっという間に目的地に着いてしまう時代だからこそ
距離の遠さを島に流れる文化と風で感じて
意識的に実感していかないと
旅先を大切に出来なくなってしまうかも知れませんね。

2010年10月7日木曜日

ダカフェ日記


本日のおすすめ本。
ダカフェ日記。
子供が生まれてカメラに成長をおさめていきたいな
という方におすすめの本。

福岡の普通の一家でお父さんがヨメ&子供達を温かく
ファインダーに収めています。
私からのおすすめの点は
ほとんどの写真がお家の中で撮られている事。
家の中だけでこんなにたくさんの写真が撮れるんだって
勉強になる事ばかり。

最近私の周りでも赤ちゃんの誕生とともに
カメラを買いたいんだけどどんなのがいいかな?
どうやったら上手に撮れるかな?
という質問が増えています。

コツはたくさんあるので、
一緒にカメラを持ちながら
教えてあげるのが一番いいのだけれど
そこまで出来ない方の為に…。

まず始めに写真が上手になるには、
自分がいいなぁと思う写真にたくさん出会う事。
構図も光もシャッターを切るタイミングも
好きな写真から教えてもらえる事はたくさんあるのです。

写真だけじゃなくて映画やドラマ、マンガだって
何でも勉強になるのです。
写真をやってるだけで視界に入る全ての世界は
自分の身になるなんて、お得だなぁなんて思ったりしています。

ダカフェ日記HP


2010年10月4日月曜日

BOOKづくり



やっと東欧のBOOKづくりに入りました。
BOOKというのはいわゆる営業用の写真集のような物です。

代理店に居た時に広告の仕事を取りにくる
有名カメラマンのBOOKを覗き見したりしていました。
(有名カメラマンにもクライアントによっては
オーディションのようなものがあるのです)

やっぱり一流の仕事をする人のBOOKは
一見の価値ありでそのようなモノが見れる環境に
身を置く事は大切な事だと思いました。

自分が日本にいるのだったら
日本のトップレベルがどんなものなのか
少しでもいいから「感じる」事が大切だと。

見た後で自分のポジションをどこにしたいかは個人の自由で
私は身の丈に合った事をしていく事が
自分にとってはベストな写真とのつきあい方だなと。

という事で家でちまちま作業中です。


2010年10月1日金曜日

覚えていますか?


皆さま、ご無沙汰しております。
私を覚えておいででしょうか?



白くて丸くてお経の様なものが
沢山書かれております。


*********************

じゃじゃーん!





だるまです。

ただのだるまではございません。
二年前に皆さまに命を授かった巨大だるまです。

写真がやりたいと飛び出して行く私に
たくさんの方が言霊の如く温かい言葉を
だるまに吹き込んでくれました。

その甲斐あって少しですが雑誌などで
皆さまに写真を見せられる機会に恵まれました。
まだまだちょっとした活動ですが
私、せっかちなので…

入れちゃいます!!
目!!
目標達成!!



一週間で挫折しそうになったアシスタント時代も
悔し涙の夜に何度だるま様に助けられたことか…。

自分のことを誰も知らない場所で
新しいことをスタートさせる孤独感を
だるま様に助けていただきました。



キムさまの書いた無意味なハナゲにも
何度癒されたことか…。




はじめさんの書いた意味不明なメッセージこそ
支えになりました。

悔しさで泣きじゃくる夜でも
はじめさんのメッセージを読むたびに
「ワンタンスープ……ビール…小ビン…
小ビン…ってなんでわざわざ書いたんだろう…」
っていつも引っかかって涙が止まりました。
はじめさん、さすがです。


本当は左目に先に命を吹き込み願をかけるそうなのですが、
アンパンマンさんが先に右目に入っておりましたので
目標達成は逆の目に入れさせていただきました。




本当に本当にありがとうございます。
こんなだるま様に支えられて私は幸せ者です。

P.S.メッセージが消えかかっている方が数名いらっしゃいます。
緊急事態なので、お知らせいたします。

村上さん
セレブ斉藤さん
晃子さん
神田さん
こいちゃん

今後水性ペンでの記入は決してしない事をおすすめします。

2010年9月16日木曜日

F5.6



9月18日(金)発売の「F5.6」エフゴーロクエイ出版社に
写真&記事を掲載させていただきました!
昨日エイ出版から見本誌が届いて
ドキドキしながら表紙をめくったらびっくらいたしました。
何がびっくらかは、本屋でちらっと覗いてみて下さい♪

今回のF5.6の特集は「かっこいい写真が撮りたい」ということで
普段、何気なくデジカメを使っている方でも
また一眼レフなんか持っていなくても
ちょっとしたコツでカッコいい写真が撮れる
秘密がたくさん載っています。

そんな中でも今回私が特集させていただいたのは、
☆Still Life 私の日常と雑貨の向き合い方
☆Diorama mode 逆アオリ効果で旅の余韻を残す
という二点で飛び飛びで計4ページ載せていただきました。

”Still Life 私の日常と雑貨の向き合い方”は、
可愛い雑貨の撮り方です。
本当に簡単なコツを載せていますので、
女性の方は特に是非お試しあれです。
最近私の周りで増えてきた新米パパさんママさんは
可愛い雑貨の撮り方を応用して
赤ちゃんグッズ(おもちゃや小さい靴下とか何でも)を
写真におさめておくといい記念になるかもです。
私の〜というタイトルにちなんで恥ずかしながら
私が登場してしまいました・・・。本当にすみません。

さてもう一つの特集ですが、
本城直季さんの「small planet」という写真集をご存知ですか?
様々な風景をミニチュアのように見せる逆アオリという手法で
2006年に写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛賞を受賞した
芸術がわからない人でも見て面白い写真集です。
(芸術がわからない人というのは私のことですが…。)

最近のデジタルカメラには、
ジオラマモードという機能が付いているものがあります。
私が愛用しているオリンパスペンE-PL1にも この機能が付いています。
(宮崎あおいちゃんがCMしているカメラです。)

7月の末に行った東欧旅行では思い切って
このジオラマモードのみで旅写真を撮影してきました。
もちろん俯瞰や遠景を撮影するとミニチュアのように写ります。
そして今回面白かったのが、遠景ではない場合の映りです。
フレームのセンターには必ずピントが合うと計算して
様々な人や風景を撮影してきました。

ジオラマモードの独特のボケが
しっかりと東欧の旅の余韻を映し出してくれました。
東欧の写真は良く撮れたものがたくさんあって
まだまだお見せしたい写真がてんこ盛りなので
また機会があったら皆様に発表して行けたらと思います。

長くなりましたが、F5.6は季刊誌なので
長い間本屋に並んでくれると思います。
本屋でペラッとめくって皆様に見てもらえる日を楽しみにしています!

2010年9月4日土曜日

王宮の丘




ブダペストのブダ地区のある王宮の丘を散策する日。
この日はたまたま日本の猛暑の様な気候の日に当たってしまった。
ハンガリーもビールがとっても美味しいので
猛暑は辛いけどビールはうまい!
ということでビール休憩をちょこちょこ挟みながら
のんびり散歩を楽しみました。

2010年8月29日日曜日

猛暑お見舞い申し上げます


猛暑が和らぐ気配がないので
猛暑お見舞い申し上げます。

あきらめました。

昨日真昼の街を10分程歩きましたが
ふと気がつくと
わずか30㎝の日陰を求めて
壁を這うように歩いていました。

交差点ではわずか20㎝の電信柱に日陰に隠れています。

何事も時には潔いあきらめが必要なので
暑い場所を歩く時は心を「無」にしています。

鹿児島で廃墟のように汚い温泉宿に泊まった時も
見ない聞かない考えない
と心を無にして一晩過ごしました。

それはもう一言では語り尽くせないような
ゴミ屋敷と廃墟を足して2で割らないような
今あなたが想像した何倍もの恐ろしい宿でした。

人間、時には過酷な環境に身を置く事も大切で
私は温泉宿で「心を無にする」事がどんな事か
勉強させていただきました。

恐ろしい宿での一夜が
猛暑を乗り切る糧になるとは。

皮肉なものですね。

まだまだ猛暑は続きそうですが
乗り切れなそうな方は私にご一報ください。

鹿児島の恐ろしい宿、紹介します。

2010年8月24日火曜日

モーツァルト


ウィーンのシェーンブルン宮殿でカフェタイム。
モーツァルトというリキュールを入れて
お洒落にいただきます。

実はコーヒーは苦手だけどせっかくなので…。

この日は寒くて少々のアルコールで体が温まりました。 
ほっ。

2010年8月17日火曜日

夜の路面電車




ブダペストの街を走る夜の路面電車。

もう、一歩も歩けそうにない足を引きずりながら
夜の路面電車を待った。

ガタガタと古く軋んだ音をたてながら
力強く、そして優しく人間を運ぶ。

2010年8月15日日曜日

ブダペストの夏




東欧の夏はきっと短いのだろう。
誰もが楽しそうな顔をして
愛おしそうに夏の空気をすっていた。

夕暮れ時のブダペストを歩きながら
日本とは違う不思議な青の空と月を眺めた。
吸血鬼がでそうな深い群青の空。

石造りの街の
黄色い明かりの灯る通りを
幼い頃に読んだ絵本の世界のように感じながら歩いた。
物語のむこうの世界。
けっして踏み入れられないと思っていた場所。
その道をすすんだら
戻って来れないような気がして少しどきどきした。

2010年8月12日木曜日

楽に旅する





















麻のロングパンツに短パン一着ずつ
それにタンクトップ。
&冷房対策にパーカーが一着。
夏の旅ならこれらのヘビーローテンションで十分生活できる。

私の旅の荷物の少なさはちょっと有名で
以前出張で仙台へ10日程行く事になったとき、
あまりの荷物の少なさに上司に着替えを持っていないと思われ
「おまえは着替えを持って来てないのか!
においそうだから近寄るのやめとこ。」
と言われてしまった。

私の旅のもっとーは身の丈にあった荷物の重量にすること。
そしてどこに行っても
実家のたたみの上で過ごしているような
リラックスできる環境を作ること。

まだまだ日々精進である。

2010年8月4日水曜日

旅に出る理由 いきなり番外編




旅に出る理由。
先日はカッコいい事を書いたが、
多分これが正直な理由。

「ものすごく出不精だから。恐ろしいほどに。」

家にいる時は、ソファーに寝転がったままテレビ。
ポテチにテレビ。
至福の時である。

朝起きてから、たまに時計を見ては、
6時間経ったなぁ・・・
8時間経ったなぁ・・・
12時間経ったなぁ・・・これだけ寝転がったらヨーロッパに到着するなぁ。

今腰痛が悪化して、整骨院に通っている。
まともに歩けないほど悪化してしまったのだ。

整骨院の先生には、
昔痛めた古傷ではないかと虚偽報告を述べたにも関わらず
”決してやってはいけない事”
のトップバッターに
”柔らかいソファーに座ってはいけない”
と言われてしまった。

柔らかいソファーに寝転がり過ぎたのが原因だと
堕落した時間が腰痛を悪化させたと知ってる私は、

胸の内を明かせないまま、
よくぞ見抜いたと、先生を尊敬せざるを得なかった。

人混みがきらいで、
ほんの近所に出掛ける事も億劫で、
旅はそんな出不精の人間にこそ向いているのかもしれない。

2010年7月31日土曜日

隅田川花火大会



今日は私の暮らす下町、隅田川の花火大会。
高さ400mを超えたスカイツリーと一緒に
高い所に登って両国と浅草両方の花火を堪能。

花火大会中町中から聴こえてくるのは子供達の
「た〜まや〜!」
の声と皆の大歓声。
「お〜!」「わぁ〜!」とかドヨメキで町中が一体感に包まれた。

一年で一番「三丁目の夕日」のような昭和で居心地のいい空気。

私はやんや、やんやと宴会をしている雰囲気が大好きで
皆が温かい光の元に集まって、わーっと笑ったり、
くだらない事を話して盛り上がっている、
そんな雰囲気の中に身を置いているのがたまらなく幸せなのだ。

今日も花火の後でどこかで宴会をしている笑い声が聞こえてくる。
そんな声を聞いてるだけでも、幸せだなぁ。

井戸端会議




















熱波の和らぎもつかの間でしたね。
今日はまた湿気の多い空気が漂っていました。

シリアへ行ったとき、道の外でゴザをひいて寝転がる人達を
沢山見かけました。

ごろっと転がって井戸端会議。
家の外や玄関先など思い思いの場所でリラックス。

ヨーロッパでもオープンカフェがにぎわっていたり、
ベンチでおしゃべりをしている町の人達を沢山見かけます。

南の島では、海岸で風を浴びながらピクニックや編み物。

日本にはそういうオープンリラックスタイムが少ないように感じられます。
もっと沢山ベンチを増やして子供からお年寄りまで
井戸端会議を復活させたいですね。

町中で顔と顔を見ながらリラックス。
コミュニケーションが生まれると
人と人の間に温かくて丸い輪っかが出来ますよ。

2010年7月30日金曜日

東欧を巡ってきました。




仕事と仕事の間に少し時間が出来たので、
東欧を列車に乗って旅してきました。
初めての東欧。
短い夏を心ゆくまで楽しむ、東欧の人々。
写真は、チェコのブルダヴァ川でカヌー遊びをする人々。
川沿いで眺めていると
「アホーイ!!」(やぁ!!)
と気さくに声をかけてくれます。

東欧旅話はこれから徐々にお話しします。
お楽しみに・・・。

2010年7月20日火曜日

おじいちゃんのひまわり



昔々、おばあちゃんちには、
おじいちゃん、おばあちゃん
お兄ちゃんのおとうさん、みっこちゃん
大きいお兄ちゃん、小さいお兄ちゃん
の六人が暮らしていて、

私たち家族は毎週末、車で1時間ほどの田舎に遊びに行っていた。

一番のお気に入りは「探検ごっこ」。
家の裏の薮から雑木林の中に入り
木の棒を振り回しながらひたすら進む。

隊長はお父さんだったり、小さいお兄ちゃんだったり、
おじいちゃんだった時は探検のプロフェッショナルだったので
少々ハードな探検となる。
今にも沈みそうな小舟が出てきたりして。

小さいお兄ちゃんは昼間はいつも寝ていて
「探検に行こう!」
「ザリガニ釣りに行こう!」
といつも起こしては遊んでもらっていた。

小さいお兄ちゃんのタバコの煙でいっぱいの部屋で
足の踏み場もないような部屋で、
夜中までファミコンをして、怖い話をして。
特別な日には花火なんかもした。

夏の夕方、ひぐらしが鳴き、ミミズの声が響きだす。
熱風で埋め尽くされていた空気も虫の声とともに
少し涼しく、そして少し切ない空気に変わっていく。

食卓にはお寿司が並び、小皿料理が敷き詰められる。
マスオさん状態のお父さんは皆の優しさに甘えながら、
ビールを飲んで饒舌になる。

温かい電球の光の中、
やんや、やんやと夜の宴は続いていく。

そんなおばあちゃんちからも
ひとり、またひとりと居なくなり
今は大きいお兄ちゃんと、おじいちゃんだけ。

今年もおじいちゃんのひまわりは咲いているだろうか。


温かい電球の光の中、
やんや、やんやと続くあの宴の夜に帰りたい。




>しばらくの間・・・といっても数日ですが、
同じ100年を別の場所で生きている人達に会いにいってきます。
カメラを持って訪れる初めての場所へ。
写真、楽しみにしていて下さいね。

2010年7月19日月曜日

「窓へばりつき虫」



飛行機に乗ると機内に一匹は居る「窓へばりつき虫」。

特に飛行機が陸の上を飛んでいる時は
もの凄く落ち着きがなく・・・ブンブンブンブン。
まぁ、落ち着きがないといっても狭い飛行機の中。
あの小さな窓の小さな世界の小さな小さな窓の四隅で
飛び出る目玉をギョロギョロ動かし、
眼下に広がる未知の世界を堪能しているのだ。

食事の後にやってくる”酒を飲ませて眠らせてしまえ!”という
全世界共通、機内一環運動の強制おやすみタイム。
機内が静かにそしてそっと闇に閉ざされたその瞬間、
「窓へばりつき虫」は異様な生態系を見せる。

窓は閉まった。
外は見れない。
ブンブンブンブン。
今このブラインドが閉まった瞬間、
素晴らしい景色が窓の外に広がってるかもしれない。
どうしよう、どうしよう、
ブンブンブンブン。

おっとここにブランケットがある。
かぶってしまえ!
頭からすっぽりと!
そしてブラインドを開けるのさ!
決して光が機内に漏れないように手のひらと腕と頭とほっぺたと
体のすべてを犠牲にして光漏れを防ぐのだ!

そして数分後、「窓へばりつき虫」は
光が漏れているかもしれない不安感と、
後ろの乗客が怒っているかもしれないという恐怖感とともに
その異様な行動に終わりを告げるのであった。

それでも外が見たい「窓へばりつき虫」は
次回はミドテ(※注)を持って機内に乗り込もうと画策するのであった。



※注:ミドテとは…粘着力の弱い剥がしやすいタイプの緑のガムテープのこと

2010年7月18日日曜日

夢をみる事




















幼い時に上野の国立科学博物館で私は運命の人に出会った。

それはガラスケースに横たわるカラカラに干涸びたミイラ。
人間とは思えない姿。
この世の物とも思えない姿。
さらに衝撃的だったのは、首刈り族にかられた頭部だけのミイラ。
大人の拳ほどに小さくなった「それ」は子供心に信じられない物体だった。

稲妻のような衝撃。

家に帰ってからも買ってもらった博物館のパンフレットに載った
小さなミイラの写真を穴のあくまで見ていた記憶がある。
そこから暫く、私の頭はミイラへの憧れの日々を送ることになるのだった。

なんと10才の時に書いた新木小学校創立10周年記念文集には
「将来の夢 考古学者になる!」と書いてある。
親としてはなんてすばらしい夢を持っているんだと
近所にふれ回りたいくらいの万々歳の娘であっただろう。

大英博物館のエジプトの図鑑を見ては胸を高鳴らせ
テレビに「よしむらさん」が出ていれば食い入るようにテレビを見ていた。

そして12才、将来を有望視された彼女の
小学校の卒業文集に書かれた将来の夢は
こんなにも素晴らしいものへと変化を遂げていた。 

「アメリカンショートヘアーの猫を飼うこと」

空白の2年間に彼女に何があったかは定かではない。

しかし2年後の14才の時、なんとその夢は叶ったのだった。
子犬や子猫を拾ってきては全戦全敗してきた彼女にとって
猫を飼うことは決して叶うことのない「夢」 だったのだ。

夢は叶う。

願えば叶う事を14才の私は知ってしまった。
小さくても、目立たなくても、親の自慢にならなくても、
将来の夢として掲げた目標を2年後に達成できたのである。

もし12才の時に「考古学者になる」という夢を文集に書いていたら
こんなにも前向きで楽天的には生きてこれなかったと思う。
「叶わないのが夢なのさ」なんてつまらない人間になっていたかもしれない。

卒業文集という大舞台で猫を飼うという平凡な夢を掲げるには
幼い彼女の中でも少なからず葛藤があったと思う。
ましてや10才の時点で壮大な夢を掲げているのだからなおさらだ。

12才の彼女の勇気ある決断にただただ「ナイスジャッジ!」と伝えたい。

2010年7月17日土曜日

シリアのイガール職人



ハマーの町に滞在していた時のお話。

カメラを抱えながら大きな市場を一人で探検!
なんと私は旅好きなのに極度の方向音痴。
アラビア語なんてちんぷんかんぷん、一度迷ったら、即遭難です。
シリアで遭難。
市場で遭難。
人がいるのに遭難です。

ある通りに出ると、ふと静かになりました。
通りからは…トントントントン…と職人さんの音が聴こえてきます。

出会ったのは伝統的なイガールの職人さんです。
イガールとはシリアの人が頭に被っている布を
固定するために布の上から頭にのせる黒い輪っかです。

床に座った職人さんが木で作られた型にイガールをはめて
トントントントン!
結構な強い力を使って木のトンカチで叩いて
丸く形を整えていきます。
型には常連さんの頭のサイズなのかたくさんの印が。

アラビア語のさっぱりわからない私と
日本語のさっぱりわからないイガールの職人さん。

何を作っているんですか?
これはね、イガールって言ってね、
こうやって布を巻いた後に頭にのせるのさ!

おー!このメモリに合わせて作るんだ〜。

そうそう、この看板を見てごらん!
俺のじいさんのじいさんのじいさんの時代から
ここでイガールを作っているのさ。
看板の上の文アラビア語は18○○年って書いてあるんだよ。

といい日本でいうところの神棚のような場所に飾られたお店の看板を
誇りに満ちた顔で嬉しそうに見せてくれました。

写真を撮ってもいいですか、と聞くと
もちろん快くOKの返事。

ハマーの職人さんが作った最高のイガールをお土産に一つ買って
その後は職人さんから被り方や
さらにかっこいい被り方まで教えてもらいました。

やっぱり職人さんは素敵だな〜。

アラビア語のさっぱりわからない私と
日本語のさっぱりわからないイガールの職人さん。

言葉がなくてもこんなに満ち足りた気持ちになれる。
気持ちがあればこんなにも心にのこる会話が出来るんですね。

HPを見に来て下さった皆様!



















わざわざ足を運んで下さってありがとうございます!
今日たくさんの方に「カメラ・ライフ」発売の連絡をさせていただいて、
改めて素敵な人達に囲まれてるんだなぁと感慨深くなってしまいました.

まだまだつたない写真と文章ですが、
これからもよろしくお願いします.

HPはまだまだ発展途上なので、
ちょこちょこ覗きにきて下さい!
アリゾナの写真とかわんさかあるので順次アップしますね.

あとこのHPは自作なので、こんな風にしたら見やすいとか
ここが見づらいとかアドバイスももらえると嬉しいです!
ContactにPCアドレスが載っているので是非お願いします.

写真を楽しんでもらうために
ストレスフリーのサイトを目指しています!

ブログもコメントを入れたり出来るように順次改善して行きます.

2010年7月16日金曜日

旅に出る理由




















私が旅に出る理由.


ある時ふと気がついた.
人間の寿命はおよそ100年.


今この瞬間を生きている人のほとんどは
100年後の地球上にはもう存在していない.
地球丸ごと「人間総入れ替え」.


今この地球上に自分と同じ時間を生きてる人たちは
もの凄い確率でたった100年の時を肩を並べて生きている.


同じ瞬間に一緒に生きている、
そう思ったら共に生きてるすべての人間が愛おしくなった.


道でばったり知人に会って「あれ、偶然ですね.」って言うように、
「あれ、偶然ですね.同じ100年に生まれてきましたね.」って.


国が違くても、文化が違くても、宗教が違くても
同じ100年を共に生きてる、それだけでたくさんの人に会いたくなった.

2010年7月15日木曜日

HP制作中!





















7月16日(金)の「カメラ・ライフ」Vol.6発売に向けて、
ホームページ制作中.


思い通りのHPを作るには
コツコツ実験を重ねなければいけないみたい.


ふー、大変.


あと数日、頑張ろう!