2012年11月21日水曜日

祈り



少し前ですが、バリに行ってきました。

神々が至る所に宿ると信仰されているバリ・ヒンドゥー教。
毎日神様に捧げられるお供え物の「チャナン」。
全て自然の素材、バナナの葉や花で出来ています。

バリの女性達は毎日このチャナンを何十個と作り
身の回りのあらゆる物に供え、祈るそうです。
日本も八百万の神のいる国ですが、
バリのように毎日八百万の神様たちに祈るということはしていませんね。

昼食を食べながら建物の天井をぼーっと眺めていて気付いた事は、
建物にはプラスチック製品がほとんど使われていないこと。

自然にある物で賄う。

バリ人の祈りと共にあるのは
この豊富な自然、「豊かさ」への感謝なのかなと感じました。

日本人は「贅沢」はしていても「豊かさ」を感じては
生活していないような気がします。

自然に出来る旬の食べ物を食べて過ごす。
そんなシンプルさがなくなってしまった
今の日本の環境では八百万の神に感謝する気持ちを思い出すのは
少し難しいような気がします。

チャナンを捧げるバリの女性たちを思い出し
日々豊かさに感謝する気持ちで過ごしていきたいですね。