2010年7月31日土曜日

隅田川花火大会



今日は私の暮らす下町、隅田川の花火大会。
高さ400mを超えたスカイツリーと一緒に
高い所に登って両国と浅草両方の花火を堪能。

花火大会中町中から聴こえてくるのは子供達の
「た〜まや〜!」
の声と皆の大歓声。
「お〜!」「わぁ〜!」とかドヨメキで町中が一体感に包まれた。

一年で一番「三丁目の夕日」のような昭和で居心地のいい空気。

私はやんや、やんやと宴会をしている雰囲気が大好きで
皆が温かい光の元に集まって、わーっと笑ったり、
くだらない事を話して盛り上がっている、
そんな雰囲気の中に身を置いているのがたまらなく幸せなのだ。

今日も花火の後でどこかで宴会をしている笑い声が聞こえてくる。
そんな声を聞いてるだけでも、幸せだなぁ。

井戸端会議




















熱波の和らぎもつかの間でしたね。
今日はまた湿気の多い空気が漂っていました。

シリアへ行ったとき、道の外でゴザをひいて寝転がる人達を
沢山見かけました。

ごろっと転がって井戸端会議。
家の外や玄関先など思い思いの場所でリラックス。

ヨーロッパでもオープンカフェがにぎわっていたり、
ベンチでおしゃべりをしている町の人達を沢山見かけます。

南の島では、海岸で風を浴びながらピクニックや編み物。

日本にはそういうオープンリラックスタイムが少ないように感じられます。
もっと沢山ベンチを増やして子供からお年寄りまで
井戸端会議を復活させたいですね。

町中で顔と顔を見ながらリラックス。
コミュニケーションが生まれると
人と人の間に温かくて丸い輪っかが出来ますよ。

2010年7月30日金曜日

東欧を巡ってきました。




仕事と仕事の間に少し時間が出来たので、
東欧を列車に乗って旅してきました。
初めての東欧。
短い夏を心ゆくまで楽しむ、東欧の人々。
写真は、チェコのブルダヴァ川でカヌー遊びをする人々。
川沿いで眺めていると
「アホーイ!!」(やぁ!!)
と気さくに声をかけてくれます。

東欧旅話はこれから徐々にお話しします。
お楽しみに・・・。

2010年7月20日火曜日

おじいちゃんのひまわり



昔々、おばあちゃんちには、
おじいちゃん、おばあちゃん
お兄ちゃんのおとうさん、みっこちゃん
大きいお兄ちゃん、小さいお兄ちゃん
の六人が暮らしていて、

私たち家族は毎週末、車で1時間ほどの田舎に遊びに行っていた。

一番のお気に入りは「探検ごっこ」。
家の裏の薮から雑木林の中に入り
木の棒を振り回しながらひたすら進む。

隊長はお父さんだったり、小さいお兄ちゃんだったり、
おじいちゃんだった時は探検のプロフェッショナルだったので
少々ハードな探検となる。
今にも沈みそうな小舟が出てきたりして。

小さいお兄ちゃんは昼間はいつも寝ていて
「探検に行こう!」
「ザリガニ釣りに行こう!」
といつも起こしては遊んでもらっていた。

小さいお兄ちゃんのタバコの煙でいっぱいの部屋で
足の踏み場もないような部屋で、
夜中までファミコンをして、怖い話をして。
特別な日には花火なんかもした。

夏の夕方、ひぐらしが鳴き、ミミズの声が響きだす。
熱風で埋め尽くされていた空気も虫の声とともに
少し涼しく、そして少し切ない空気に変わっていく。

食卓にはお寿司が並び、小皿料理が敷き詰められる。
マスオさん状態のお父さんは皆の優しさに甘えながら、
ビールを飲んで饒舌になる。

温かい電球の光の中、
やんや、やんやと夜の宴は続いていく。

そんなおばあちゃんちからも
ひとり、またひとりと居なくなり
今は大きいお兄ちゃんと、おじいちゃんだけ。

今年もおじいちゃんのひまわりは咲いているだろうか。


温かい電球の光の中、
やんや、やんやと続くあの宴の夜に帰りたい。




>しばらくの間・・・といっても数日ですが、
同じ100年を別の場所で生きている人達に会いにいってきます。
カメラを持って訪れる初めての場所へ。
写真、楽しみにしていて下さいね。

2010年7月19日月曜日

「窓へばりつき虫」



飛行機に乗ると機内に一匹は居る「窓へばりつき虫」。

特に飛行機が陸の上を飛んでいる時は
もの凄く落ち着きがなく・・・ブンブンブンブン。
まぁ、落ち着きがないといっても狭い飛行機の中。
あの小さな窓の小さな世界の小さな小さな窓の四隅で
飛び出る目玉をギョロギョロ動かし、
眼下に広がる未知の世界を堪能しているのだ。

食事の後にやってくる”酒を飲ませて眠らせてしまえ!”という
全世界共通、機内一環運動の強制おやすみタイム。
機内が静かにそしてそっと闇に閉ざされたその瞬間、
「窓へばりつき虫」は異様な生態系を見せる。

窓は閉まった。
外は見れない。
ブンブンブンブン。
今このブラインドが閉まった瞬間、
素晴らしい景色が窓の外に広がってるかもしれない。
どうしよう、どうしよう、
ブンブンブンブン。

おっとここにブランケットがある。
かぶってしまえ!
頭からすっぽりと!
そしてブラインドを開けるのさ!
決して光が機内に漏れないように手のひらと腕と頭とほっぺたと
体のすべてを犠牲にして光漏れを防ぐのだ!

そして数分後、「窓へばりつき虫」は
光が漏れているかもしれない不安感と、
後ろの乗客が怒っているかもしれないという恐怖感とともに
その異様な行動に終わりを告げるのであった。

それでも外が見たい「窓へばりつき虫」は
次回はミドテ(※注)を持って機内に乗り込もうと画策するのであった。



※注:ミドテとは…粘着力の弱い剥がしやすいタイプの緑のガムテープのこと

2010年7月18日日曜日

夢をみる事




















幼い時に上野の国立科学博物館で私は運命の人に出会った。

それはガラスケースに横たわるカラカラに干涸びたミイラ。
人間とは思えない姿。
この世の物とも思えない姿。
さらに衝撃的だったのは、首刈り族にかられた頭部だけのミイラ。
大人の拳ほどに小さくなった「それ」は子供心に信じられない物体だった。

稲妻のような衝撃。

家に帰ってからも買ってもらった博物館のパンフレットに載った
小さなミイラの写真を穴のあくまで見ていた記憶がある。
そこから暫く、私の頭はミイラへの憧れの日々を送ることになるのだった。

なんと10才の時に書いた新木小学校創立10周年記念文集には
「将来の夢 考古学者になる!」と書いてある。
親としてはなんてすばらしい夢を持っているんだと
近所にふれ回りたいくらいの万々歳の娘であっただろう。

大英博物館のエジプトの図鑑を見ては胸を高鳴らせ
テレビに「よしむらさん」が出ていれば食い入るようにテレビを見ていた。

そして12才、将来を有望視された彼女の
小学校の卒業文集に書かれた将来の夢は
こんなにも素晴らしいものへと変化を遂げていた。 

「アメリカンショートヘアーの猫を飼うこと」

空白の2年間に彼女に何があったかは定かではない。

しかし2年後の14才の時、なんとその夢は叶ったのだった。
子犬や子猫を拾ってきては全戦全敗してきた彼女にとって
猫を飼うことは決して叶うことのない「夢」 だったのだ。

夢は叶う。

願えば叶う事を14才の私は知ってしまった。
小さくても、目立たなくても、親の自慢にならなくても、
将来の夢として掲げた目標を2年後に達成できたのである。

もし12才の時に「考古学者になる」という夢を文集に書いていたら
こんなにも前向きで楽天的には生きてこれなかったと思う。
「叶わないのが夢なのさ」なんてつまらない人間になっていたかもしれない。

卒業文集という大舞台で猫を飼うという平凡な夢を掲げるには
幼い彼女の中でも少なからず葛藤があったと思う。
ましてや10才の時点で壮大な夢を掲げているのだからなおさらだ。

12才の彼女の勇気ある決断にただただ「ナイスジャッジ!」と伝えたい。

2010年7月17日土曜日

シリアのイガール職人



ハマーの町に滞在していた時のお話。

カメラを抱えながら大きな市場を一人で探検!
なんと私は旅好きなのに極度の方向音痴。
アラビア語なんてちんぷんかんぷん、一度迷ったら、即遭難です。
シリアで遭難。
市場で遭難。
人がいるのに遭難です。

ある通りに出ると、ふと静かになりました。
通りからは…トントントントン…と職人さんの音が聴こえてきます。

出会ったのは伝統的なイガールの職人さんです。
イガールとはシリアの人が頭に被っている布を
固定するために布の上から頭にのせる黒い輪っかです。

床に座った職人さんが木で作られた型にイガールをはめて
トントントントン!
結構な強い力を使って木のトンカチで叩いて
丸く形を整えていきます。
型には常連さんの頭のサイズなのかたくさんの印が。

アラビア語のさっぱりわからない私と
日本語のさっぱりわからないイガールの職人さん。

何を作っているんですか?
これはね、イガールって言ってね、
こうやって布を巻いた後に頭にのせるのさ!

おー!このメモリに合わせて作るんだ〜。

そうそう、この看板を見てごらん!
俺のじいさんのじいさんのじいさんの時代から
ここでイガールを作っているのさ。
看板の上の文アラビア語は18○○年って書いてあるんだよ。

といい日本でいうところの神棚のような場所に飾られたお店の看板を
誇りに満ちた顔で嬉しそうに見せてくれました。

写真を撮ってもいいですか、と聞くと
もちろん快くOKの返事。

ハマーの職人さんが作った最高のイガールをお土産に一つ買って
その後は職人さんから被り方や
さらにかっこいい被り方まで教えてもらいました。

やっぱり職人さんは素敵だな〜。

アラビア語のさっぱりわからない私と
日本語のさっぱりわからないイガールの職人さん。

言葉がなくてもこんなに満ち足りた気持ちになれる。
気持ちがあればこんなにも心にのこる会話が出来るんですね。

HPを見に来て下さった皆様!



















わざわざ足を運んで下さってありがとうございます!
今日たくさんの方に「カメラ・ライフ」発売の連絡をさせていただいて、
改めて素敵な人達に囲まれてるんだなぁと感慨深くなってしまいました.

まだまだつたない写真と文章ですが、
これからもよろしくお願いします.

HPはまだまだ発展途上なので、
ちょこちょこ覗きにきて下さい!
アリゾナの写真とかわんさかあるので順次アップしますね.

あとこのHPは自作なので、こんな風にしたら見やすいとか
ここが見づらいとかアドバイスももらえると嬉しいです!
ContactにPCアドレスが載っているので是非お願いします.

写真を楽しんでもらうために
ストレスフリーのサイトを目指しています!

ブログもコメントを入れたり出来るように順次改善して行きます.

2010年7月16日金曜日

旅に出る理由




















私が旅に出る理由.


ある時ふと気がついた.
人間の寿命はおよそ100年.


今この瞬間を生きている人のほとんどは
100年後の地球上にはもう存在していない.
地球丸ごと「人間総入れ替え」.


今この地球上に自分と同じ時間を生きてる人たちは
もの凄い確率でたった100年の時を肩を並べて生きている.


同じ瞬間に一緒に生きている、
そう思ったら共に生きてるすべての人間が愛おしくなった.


道でばったり知人に会って「あれ、偶然ですね.」って言うように、
「あれ、偶然ですね.同じ100年に生まれてきましたね.」って.


国が違くても、文化が違くても、宗教が違くても
同じ100年を共に生きてる、それだけでたくさんの人に会いたくなった.

2010年7月15日木曜日

HP制作中!





















7月16日(金)の「カメラ・ライフ」Vol.6発売に向けて、
ホームページ制作中.


思い通りのHPを作るには
コツコツ実験を重ねなければいけないみたい.


ふー、大変.


あと数日、頑張ろう!