2012年12月8日土曜日

「ホンモノ」

モロッコ サハラの夕暮れ〜黄色い砂漠〜


「ホンモノ」を感じた時
自分の中にある何かのスイッチが入る。

物凄い刺激が伝わり、体の中に力が沸々と湧いてくる。
自分はそれを写真を通して昇華させる。

今年は数々の「ホンモノ」を感じられる現場に参加出来ました。
あらゆる人が真剣にそして楽しそうに仕事をする姿を見て
力をもらうと同時にその格好良さに負けたくない、
どんな形でも人に影響を与えられる様な生き方をしたいと強く思いました。

誰かが自分の姿を見て負けたくないと己の中の力を湧かせられるような。

最高の刺激をもらい、今年の仕事納めまで後ひと仕事。
限られた時間でラストスパートをかけて
最高の現場で締めくくれたらと思います。

2012年11月21日水曜日

祈り



少し前ですが、バリに行ってきました。

神々が至る所に宿ると信仰されているバリ・ヒンドゥー教。
毎日神様に捧げられるお供え物の「チャナン」。
全て自然の素材、バナナの葉や花で出来ています。

バリの女性達は毎日このチャナンを何十個と作り
身の回りのあらゆる物に供え、祈るそうです。
日本も八百万の神のいる国ですが、
バリのように毎日八百万の神様たちに祈るということはしていませんね。

昼食を食べながら建物の天井をぼーっと眺めていて気付いた事は、
建物にはプラスチック製品がほとんど使われていないこと。

自然にある物で賄う。

バリ人の祈りと共にあるのは
この豊富な自然、「豊かさ」への感謝なのかなと感じました。

日本人は「贅沢」はしていても「豊かさ」を感じては
生活していないような気がします。

自然に出来る旬の食べ物を食べて過ごす。
そんなシンプルさがなくなってしまった
今の日本の環境では八百万の神に感謝する気持ちを思い出すのは
少し難しいような気がします。

チャナンを捧げるバリの女性たちを思い出し
日々豊かさに感謝する気持ちで過ごしていきたいですね。



2012年10月13日土曜日

ブダペストと路面電車



ブダペストにてメッセンジャーと黄色い路面電車と遠くに霞むブダ城。

*  *  *  *  *

ある人に一番好きな街はと聞いたら
ブダペストという答えが返ってきた。

自分だけの興味ではなく
自分が興味を持った人の見つめている先を
その人の視点を借りて一緒に見てみるのも楽しい。

そうして人と人、点と点を繋げて世界を広げて行く。
ふと気付くと自分の意思だけでは辿り着かないだろう場所に立っているから面白い。

2012年9月10日月曜日

モロッコ旅 ラクダに乗って

 
 
モロッコ旅 たまにはオフショット。
 
こうやってみるとラクダ大きいですね。
私の身長よりひとコブ分大きい。
 
自分が映っている写真を見ると、
こんな所にいたんだなと改めて実感します。
TV社会で育ってしまった悲しさか目に映る景色が素晴らしすぎると
何処か現実的に捉えづらい気がします。
 
旅の途中でも自分の映っている写真を見て
「おおっ、自分はこんな所にいるのか!」
 と改めて思ったり・・・。
 
 
夕暮れの砂漠は最高に気持ちがいいです。
登り心地は、パウダースノーの雪山を登るよう。
稜線を吹き抜ける風に向かって一歩、また一歩と前へ進む。
暮れる夕日に置いていかれないように、高く高く登りました。
 

2012年9月1日土曜日

モロッコ旅 路地裏



数ヶ月ぶりに余裕ができたので
モロッコの世界に戻ってきました。

時間ができたので、路地裏散歩したいな〜。
写真はフェズの旧市街、ホテルからほど近い所に
ローカルな野菜市場が広がっていました。
野菜もいい色だし、市場もにぎわってるし、こんな所で普通に生活したい。

モロッコには気軽に行けないから、
日本の朝市なんかも巡ってみたいな〜。

フェズは本当に不思議な町で、
観光客向けの通りでさえ混沌とした雰囲気が漂っているのに
ローカルな路地に入り込んだ時には、
一気に近代的感覚が失われる。

映画のスクリーンの向こう側のような不思議な町フェズ。
しつこい客引きのお兄さんにもしばしば出会うけど、迷い込む価値有りです。

2012年7月1日日曜日

雑貨めぐりの旅〜てくてく歩いて、かわいい神戸〜 増刷!!



皆様、こんにちは。この度なんと・・・
を増刷いたしました!

初刷が三ヶ月で売り切れてしまうという
とても嬉しいお知らせと共に手に入れられなかった方のためにも
ほんの少しですが増刷いたしました。

アマゾン限定で販売しております。
是非是非この機会にGETしてみて下さい。
よろしくお願いします♪



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そしてこの企画、自費出版の手作りで制作したのですがシリーズ化を狙うべく、
賛同していただける出版社さんを探しています。
雑貨めぐりの旅まだまだ日本全国、世界中旅して行きたいと思いますので
ご興味のある方は是非ご一報ください。
よろしくお願いいたします。

2012年4月23日月曜日

モロッコ旅 マラケシュの猫



モロッコの伝統的な履物は、革で作られたバブーシュ。
そしてマラケシュのバブーシュ屋さんの前で出会った猫。
革…動物…毛皮…猫…毛皮…。
きっと君は気付いていないけれど、
ちょっと複雑な関係性。
パチリ。

2012年4月21日土曜日

モロッコ旅 ワルザザードからカスバ街道へ



果てしなく続く礫砂漠。
轟々と砂埃をあげながら走る車の窓から誰かの影を見つけた。
一体この荒野をどこからどこまで歩いてゆくのだろう。
次の町までは、まだ、まだ、遠い。

**********

旅の三日目。
緑の多い沿岸部から4000m級のアトラス山脈を越えると
景色は一気に変化した。
広大な大地と赤く乾燥した地球の肌が露出し水の気配が失われる。

サハラへの入口であるワルザザードからカスバ街道へとルートをとり
乾燥地帯をひた走ると町と町の間には何もない事に気付く。
岩が崩れてできた礫砂漠が果てしなく広がり
ドライバーはアクセルを踏み続けそしてやっと次の町へと到着する。
その距離の果てしなさ。

ところが何もないように見える荒野にも突如として人影が現れる。
一体どこから歩いてきてどこへ向かうのか。

私たちはそれぞれの「ものさし」を携えそれぞれの世界を生きている。
私には果てしない距離でも彼らにはごくごく自然な距離で
まさに日常そのものなのだろう。

車で通り過ぎるだけの旅人たち。
でも貪欲な心は、もっと知りたい、世界中の尺度を自分の中に感じたい、
いつでも「ものさし」を持ち替え自然にその国に溶け込みたいと思う。
旅には頭と心を柔らかくするそんな面白さがあり
いつも旅に出たくて疼々しているのかもしれない。

2012年4月17日火曜日

モロッコ旅 市場



モロッコに到着して初めての市場。
旅の途中での市場めぐりは本当に楽しい。
こちらはニワトリの卵屋さん。
どうやらかごの中で生まれた産みたて卵が買えるらしい。

ニワトリも売っているのかは謎。
謎を残して色々想像するのもまた楽しい。

マラケシュ出発の朝、宿の屋上に早めに朝食を食べに行くと
出発時間を聞いたお兄さんが慌てて準備。
ちょっと急いで卵を買いにいってくるね、と。
最寄りの市場はここなので、この場所で卵を調達したはず。
チーズ入りのオムレツ美味しくいただきました。

2012年4月16日月曜日

春爛漫



春爛漫。
今年は桜を満喫しました。
隅田川も満開の時期に散歩ができ、
浅草から竜馬という船に乗って浜離宮まで行ってきました。
皆それぞれ新しい季節を迎え新しい生活が始まり
リズムに慣れるまでは緊張の連続で疲れてしまいますね。
深呼吸をしながら少しずつ体を慣らして過ごして行けますように。



2012年4月3日火曜日

発達した低気圧



台風並みの低気圧がやってくるそうで
東京もいよいよ雨風が強くなってきました。
スカイツリーは強風に貫かれ轟々と凄い音をたてています。
気象庁が会見をひらきテレビもラジオも朝からずっと注意を呼びかけ
何かがやってくるなという不穏な空気。

石垣島でタクシーに乗った時、運転手さんが教えてくれました。
石垣では台風が来るというと家族でスーパーに行き
泡盛や食材をたんまりと買い込みレンタルビデオ屋に行く。
そう、おこもり準備です。
スーパーには、台風特売の赤旗が。
運転手さんの楽しそうな話しぶりに何だかちょっと
石垣の台風を経験したくなってしまいました。
しかしやはり自然の猛威は恐ろしいそうでヘクトパスカルが余りに大きい時は
ただただ無事に台風が通り過ぎるのを祈るそうです。

子供の頃は台風や雷にドキドキしたりわくわくしたり。
しかし自然災害の恐ろしさを感じる今は
何の被害もありませんようにと願うばかりです。
皆さん充分に気をつけて帰宅して下さいね。


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今日の写真は宮古島のとある漁港。
どこの島に行ってもどこの場所に行っても漁港に漂う雰囲気が好きです。
通りがかりに覗く事が多いので大体ひとけはありませんが、
そんなひとけの無さが漁師さんの活気を想像させます。



2012年4月2日月曜日

古民家カフェ furacoco



先日お墓参りのついでに古民家カフェに行ってきました。
季節の野菜を使ったプレートランチをいただきました。
ふきのとうのフリットで春の香りを満喫です。
山菜っていいですね。

メニューには丁寧に写真に関する注意書きが書いてありました。
他のお客様の邪魔にならないように、
他のお客様がいらっしゃらない事をご確認の上、
NOフラッシュで、
などなど。

こういうお洒落なお店には自然と写真好きの方も集まるもの。
今や店内で写真撮影を禁止しているお店も多々あります。
食事だけを楽しみにきている方も写真好きの方も
どちらもがっかりさせないお店の方の配慮をとても素敵だと思いました。

このお店写真禁止かなとかそっと撮ったら大丈夫かななど
余計な心配なく各々マナーを守って食事も写真も楽しむ。
写真好きの人達のマナーも向上して
こんなお店が増えてくれたらいいなと思います。











昨日、四月一日付の朝日新聞に
初著書「旅カメラPENとノスタルジック写真」の広告が出ています。

技術評論社さんのオススメ書籍も一緒に出ているので、
皆さんチェックしてみてください!
朝日新聞をとっていない方はお友達から是非!
そして四月という新年度の始まり、新しい季節の始まりの日に
掲載していただいてとても嬉しいです。

編集長をはじめ、技術評論社の皆様ありがとうございます!
新聞をめくったら一年分の活力が湧いて来ました!!

2012年3月31日土曜日

モロッコ旅 トドラ渓谷にて


モロッコ、トドラ渓谷にて。


だだっ広い礫砂漠をひたすら走り砂埃に飽きてきた頃、
眼下にナツメヤシの川が広がった。
渓谷に流れる緑の川は、貴重な水脈の証。
水面は見えないけれど確かに感じる水の存在。
不思議な不思議なヤシの川。

OLYMPUS PEN散歩






フィルムのOLYMPUS-PENを片手に友達と初春の上野動物園へ。
一緒に行ったちびっ子の虎くんは
パンダ、ライオン、トラ、ゴリラとメインどころをベビーカーで爆睡の後、
ホッキョクグマでやっとお目覚め。
OLYMPUS-PENはハーフサイズのフィルムカメラなので、
36枚撮りを入れると72枚とれます。
現像に出すにはまだまだ…フィルムなのに気軽にパシャパシャデジカメ気分
そして現像が楽しみ。

2012年1月31日火曜日

モロッコ旅



モロッコに行ってきました。
ずっと訪れたかった憧れのモロッコ、大満喫です。
流れるようにしかふれあえなかったモロッコの人々ですが
それだけでも出来るだけたくさんの景色を瞼に焼きつけてきました。
写真、たくさん撮ってきたので
これから気合いを入れてプリント作業です。
紙選びから写真のセレクト、BOOKのサイズ決めまで集中力を高めて頑張らねば。

2012年1月18日水曜日

雑貨めぐりの旅 てくてく歩いて、かわいい神戸


初の散歩本、やっと発売されました!

写真を始めた頃から作りたかった雑貨屋めぐりの本が
丸々2年でやっと完成です。

↑店舗の紹介以外に写真だけを楽しんでもらうページもあります。
ここは味の出るフィルムで撮影。

この本は雑貨好きの女性向けの散歩本で
神戸の雑貨屋を歩く順序付きで3つのルートに分けて全32店舗紹介しています。
神戸から遠くは慣れた場所にお住まいの雑貨好きの方に
この1冊を持って行けば初めての神戸でも
楽しく雑貨屋めぐりが出来るような内容になっています。

今の所、限定500部の発売なので
アマゾンでは入荷待ち状態になってしまっています。
急いで欲しいという方は「喜久屋書店」「ジュンク堂書店」「ブックファースト
などに直接問い合わせてみて下さい!!

↑各店舗ページに必ず恭子ちゃんのハンコ作品が載っているのも必見です。

一緒に本を作った製作陣は、
元々は会社の先輩なのですが、写真が好き、散歩が好き、雑貨が好きと
共通点がいっぱいでいつも楽しい遊びに誘ってくれる編集&写真家の江花さん、
書籍のデザインという私たちが想像する以上に大変な仕事を
沢山のアイデアで素敵な本に仕上げてくれたエディトリアルデザイナーの貴ちゃん、
消しゴムハンコで誌面をさらにかわいく魅力的に飾ってくれた
消しゴムハンコ作家の恭子ちゃんです。
本当に本当にありがとうございます。

自分の「好き」を表現して表舞台に発信する時に
表裏一体に存在する大変さと楽しさをとことん味わって作られた一冊です。
プロの方たちから見ると荒削りな部分が
あるかもしれませんがまたこれをきっかけに
皆の手に取ってもらえるような書籍作りが出来たらいいなと思います。

興味のある方は、ぜひ探してみて下さい!!

2012年1月13日金曜日

OLYMPUS PEN スタイルブック 台湾版



昨年の4月に玄光社さんより発売されて私も旅写真を載せていただいている
OLYMPUS PEN スタイルブックが台湾でも発売される事になりました!

編集部から一冊見本をお送りいただいて初めての台湾語を読んでみると・・・


「撮影師麻里子小姐」とか漢字が面白い〜。

「撮影師麻里子小姐」って日本語のイメージからすると
薄暗い路地裏で出会ったら恐そうですよね(笑)
「あんたら…カメラをなめたらあかんぜよ…」みたいな。
台湾語知識ゼロの勝手な妄想…。

日本語版ももちろん持っているので、照らし合わせて読むとより納得。
漢字だけの表記なので言いたい事がわかるんですね。



台湾に旅行で行かれた方はぜひ本屋さんへGO!!

そして台湾の女子達にも読んでもらえるのが本当に嬉しいですね。

2012年1月7日土曜日

今年もよろしくお願いします!



今年も充実した1年が過ごせますように。
という事で新年早々「旅」の計画をたてています。
滞りなく進めば再来週には留守になる予定です。

いつもながらギリギリの計画で
無事に行けるかちょっと心配。

いつも出発日を告げると代理店の人に驚かれます。
2ヶ月も前から計画を立てるような旅には行った事がないので、
そんな前から予定が決まっていたら体調を整え過ぎて体調を崩しそうです。
この位のギリギリ感が自分にはちょうどいいなぁと感じます。

そういえばシリアに行った時も2週間前くらいに計画をして
ビザ申請が危うかったかな…。

今回はビザ申請がないので、その辺は楽々。

新春良い写真を持ち帰れるといいなと思っています。
この辺に行った事のある方は、アドバイスお願いします!