2014年4月22日火曜日

ムーミン展



ムーミン展へ行ってきました!

ここ数年ムーミンの原画がとても素敵だなと
密かなマイブームだったのですが
会場は平日一番に行っても大混雑の人気ぶり。
ムーミンの人気恐るべしでした。

そして初めてトーベ・ヤンソンさんが描いた生の原画をみて
細く繊細なインクの線一本一本に感動してしまいました。
原画を見る機会って本当に貴重ですよね。
インクの跡や修正されたホワイトの跡を見ていると
60年前に机に向かってムーミンの世界を創り出しているトーベさんの
息づかいが聞こえてきそうでした。

インク以外にも黒いスクラッチボードを削り
白ラインを掘っていく手法で描かれた作品もあり
針先で削られた生々しい線を間近で見て
うわ〜っという感動と共に暫く息を止めて見入ってしまいました。


そしてもう一つ驚いたのが描かれたキャンバスの小ささ。
ほとんどがハガキに収まってしまうのでは?
というような世界。

小さな小さなキャンバスにムーミン谷の物語を創り出す作業は
本当に楽しいだろうなと思います。
自分にもそんな想像の泉があったらな、とトーベさんを羨ましくも思いました。




会場は原画を守る為とても薄暗いです。
そして原画は本当に小さく細かいので
顔をぐっと近づけて見る事になると思います。
普段から眼鏡を使用している方は忘れずに持って行く事をおすすめします。

東京を封切りにこれから全国を巡回するそうなので
お近くに来た際にはぜひ見に行ってみて下さい。



図録を購入しましたが、
会場の原画がぎゅっと詰まっていて
我が家の本棚のお宝になりそうな予感です。
生の原画を見た時の気持ちと共に大切にしたいと思います。
素敵な個展で素敵な時間が過ごせました。