2011年2月4日金曜日

砂浜からダイブ〜モルディブ〜


砂浜からダイビングに向かうダイバーたち。
海の色が濃くなっている所に広がるのがドロップオフ。

つまり海の崖。
山のてっぺん。

私はもっぱらドロップオフをシュノーケリング。
珊瑚はまるで森のように広がっていて
魚たちも仲間で泳いでいたり
自分の家を守っていたり。
ハリセンボンの親子もホヨホヨホヨ〜っと泳いでくる。

シュノーケリングをした後は海に広がる山の事で頭がいっぱいになった。
地球は人間に支配されていると思ったけど
海の世界を少し覗いただけでそんな考えはただのおごりだと思った。

海の世界を少し覗いただけ。
海の生き物にはそれぞれの生活があって世界がある。
皆がそれぞれの世界を生きてると思うと
それぞれにたーくさんの人生と物語があると思うと
何だか力んでいた心と体の力が抜けた。

何とも言えない気持ちが湧いた。

旅にでて自分をとりまく世界とは違う世界に触れて何かを感じた時
自分のものさしは少しずつ種類を増やしていく。
ものさしが増えていくと人の言葉も表情も色んな解釈で受け止められる。
つまりあらゆる事に心が寛容になっていくんだと思う。



〜おまけ〜
珊瑚礁の切れ目が垂直に落ち込む「ドロップオフ」。
ドロップオフには珊瑚礁が広がり、たくさんの種類の生き物達に出会えます。
ドロップオフの世界ってどんなのだろう、
珊瑚礁の世界ってどんなのだろうと思った方には
ディズニーの「ファインディングニモ」がおすすめです。
本物の海の世界を覗くとあのニモの世界はただの作り話ではないんだな
とアニメーションの世界に逆に感動してしまいました。
なぜかシュノーケルの後はニモが見たくなります。
そしてドロップオフの上を泳ぐという事は、崖の上に浮かんでいる状態になります。
慣れるまではとっても恐いです。
すぃーっと吸い込まれそうで…。

でもそんな時に目の前を横一列に並んだイカが泳いで来たりして
泳いでるイカってきれいだな〜なんて思っていると恐さも忘れてしまいます。
またいつの日か自分の目で見る海の世界に出会いますように。

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